毛質に応じたブラッシングを
毎日の日課に
ひとえにブラッシングといっても
犬の毛質に応じてその方法はさまざまです。
愛犬に合ったブラッシング方法を押さえておきましょう。
特に換毛期になると、犬の抜け毛は倍増するものです。
犬は、それぞれ毛質が違います。
毛質の種類と毛質ごとのブラッシング方法を紹介します。
正しいブラッシング方法で、換毛期で部屋中に散らばる抜け毛を軽減できます。
愛犬の毛質を理解しよう
スムースコート
カラダ全体が硬く、短い毛で覆われたスムースコートは、つるんとした肌触りが特徴です。
他の毛質に比べて手入れは簡単ですが、抜け毛は意外と多いです。
蒸しタオルで血行を促してから、獣毛ブラシやラバーブラシで毛ヅヤを出していきます。
このページで紹介する各ブラシはこちらをご覧ください⇒
スムースコートの犬種
チワワ
フレンチブルドッグ
ダックスフンド
ラブラドール・レトリーバー
スムース・コリー など
スムースコートのブラッシング方法
蒸しタオルを当てる
蒸しタオルを犬のカラダに当てて、血行を促し、毛穴にたまった老廃物を除去します。
↓
獣毛ブラシでとかす
毛ヅヤがよくなるよう、柔らかな毛質の獣毛ブラシでカラダ全体をブラッシングします。
ロングコート
マルチーズなどに代表されるロングコートは、ケガ絡まりやすく、毛玉のできやすい毛質です。
ピンブラシやコームを使ったブラッシングを日課にしましょう。
ロングコートの犬種
ポメラニアン
マルチーズ
ゴールデンレトリーバー
アフガンハウンド など
ロングコートのブラッシング方法
太ももをブラッシング
ピンブラシで、毛先から順番にブラッシングしていきます。
皮膚の状態の確認も忘れないようにしましょう。
↓
お腹をブラッシング
オスの場合、お腹にはオシッコ汚れがつきやすいので確認しながらブラッシングしましょう。
↓
顔をブラッシング
アゴを抑えて顔を固定しながらブラッシングします。
目のまわりは、特に注意しながら行いましょう。
↓
シッポをブラッシング
シッポの毛が長い場合には先端からとかし始め、徐々に根元のほうへとブラシを入れます。
↓
コームでチェック
カラダ全体が終わったら、コームの粗いほうで毛の絡まりがないかをチェックしましょう。
カーリーコート
プードルに代表される、くるくる巻き毛。
特にプードルは換毛期がない分、抜け毛が絡まっていることも多いです。
スリッカーで日常的にブラッシングを心がけましょう。
カーリーコートの犬種
トイプードル
カーリー・コーテッド・レトリーバー など
カーリーコートのブラッシング方法
スリッカーでとかす
まずは足元からスタートします。
地肌の状態を確認しながら毛先をとかし、徐々に根元へととかします。
↓
わき腹をとかす
洋服を着ている場合は、特に毛玉ができやすいポイントです。
毛玉ができないように念入りにとかしましょう。
↓
お腹をとかす
オスはオシッコで汚れている場合もあるので、汚れがないか確認しながらとかしましょう。
↓
頭はふんわりと
頭をとかす時はアゴ下を持ち、ふんわりとしたシルエットを目指してスリッカーを当てます。
↓
耳は慎重にとかす
耳先は出血しやすい場所です。
スリッカーの先端が当たらないように注意して、裏表をとかします。
ワイヤーコート
ごわごわと粗い針金状で、トリミングが必要な毛質です。
普段のお手入れは、ラバーブラシで抜け毛を取った後、コームでムダなアンダーコートを抜きましょう。
ワイヤーコートの犬種
ミニチュア・シュナウザー
テリア系の犬種 など
ワイヤーコートのブラッシング方法
ラバーブラシを当てる
手首をうまく使いながら、力を入れずにラバーブラシでマッサージをし、抜け毛も取り除きます。
↓
コームでとかす
毛並みに沿ってコームを平行に当てながらとかし、不要なアンダーコートを抜いていきます。
↓
獣毛ブラシでとかす
獣毛ブラシを使って、カラダ全体をマッサージします。
血行を促して新陳代謝を高める効果もあります。
オーバーコートとアンダーコート
オーバーコートは、ツンツンとしていて硬い毛で
アンダーコートは、産毛のようにふわふわとして柔らかい毛です。
犬は、オーバーコートとアンダーコートの両方を持つ、ダブルコートの犬と、
オーバーコートだけのシングルコートの2種類あります。
オーバーコートの犬種は、
柴犬
ウェルシュ・コーギー
シベリアン・ハスキー など
シングルコートの犬種には、
ヨークシャー・テリア
マルチーズ
シーズー など
また、ダブルコートの犬は、換毛期には、2種類の毛が抜けるので、抜け毛の量もかなりあります。
シングルコートの犬は、換毛期がないため、伸び続けるので、カットをするなど、定期的なお手入れが必要となります。
ブラッシングに消臭スプレーカンファペットを使おう
ブラッシングの際に、カンファペットを使うと、犬の臭い対策に効果的です。
常にブラッシングをする事で、皮膚も清潔に保つ事ができます。