犬のミネラルウォーターについてまとめました。
お出かけする際に、犬の水を用意して出かける飼い主さんも多いかと思います。
短時間のお出かけなら、家から持ってきた水で十分足ります。
しかし、長時間またはお泊りなど、長い時間お出かけした場合には家から持ってきた水は当然なくなってしまいます。
その場合、私達人間なら、コンビニに寄って買えばいいよね!で済みます。
コンビニでは東京都などは水道水が売っている場合もありますが、たいていのコンビニで売られているのはミネラルウォーター。私達がよく買うのもミネラルウォーターですね。
ミネラルウォーターはダメと聞いた事がありませんか?何も考えずに犬にミネラルウォーターをあげてしまうと大変な事になってしまうので注意が必要です。
しかし、きちんとミネラルウォーターのことを知れば安心してあげることができるようになりますよ。
犬にミネラルウォーターがダメだと言われる要素
最近、ネットで調べてみるとミネラルウォーターは大丈夫なんですよ!というような事を見かけるようになりました。
ダメって言ったりいいって言ったり、本当はどっちなの?となんだかすっきりしませんね。
犬に悪いものはあげたくないし、はっきりと知りたいと思ったので調べてみました。
軟水と硬水がある
軟水と硬水とありますが、水は、水に溶けているカルシウムとマグネシウムの量から計算されます。
含有量によって、硬度を3種類に分けられます。
- 軟水 0~60ml未満
- 中硬水 60~120ml以下
- 硬水 120ml以上
売られているミネラルウォーターには、硬度、ph度、含有ミネラルの種類、含有量が表示されています。
硬水のミネラルウォーターを飲むと出る影響
硬水は、マグネシウムとカルシウムが多く含まれており、犬がマグネシウムを多く摂取すると、尿結石になりやすいと言われています。
これが、ミネラルウォーターを犬にあげてはいけないという事になった要因でもあります。
軟水ならあげてもいい
軟水であれば、あげても問題はありません。
お出かけした際に水がなくなってしまったら、コンビニでミネラルウォーターを与えてもかまいませんが、きちんと表示を見て軟水である事を確認しましょう。
家庭用ウォーターサーバーでも、軟水であれば大丈夫です。
ただし、すでに尿結石がある犬や、ダルメシアンなどの尿結石が出来やすい犬に関しては、ミネラルウォーターは避けた方が無難です。
我が家ではダルメシアンを飼っていますが、砂状の結石が出た時には水道水でも沸騰させてカルシウムを除去してからあげるようにしています。
日本の水道水
都道府県によって、硬度に若干の違いがあるものの、日本の水道水は軟水になります。水道水には、時間をおいても保たれるように塩素が使われています。
ミネラルウォーターの方が犬にはいいのでは?と考える要因として、水道水には塩素が使われているということからだと思います。
しかし、日本の水道水で使われている塩素の量は、安全面では問題のない量で管理も行き届いており、常に管理され安全が確認されています。
気になる人は、浄水器などで塩素を除去したものをあげてもいいと思いますが、その際には長時間置くと衛生が保たれないので、こまめに取り替えてあげるようにしましょう。
おうちで愛犬に飲ませる水について
愛犬の健康を真剣に考えるなら、新鮮な水が飲める環境づくりが大切です。どんな水が犬の飲み水に適しているのかを調べました。
犬にとって水分は新陳代謝、体温調節、栄養素の運搬などに必要不可欠です。愛犬がきちんと水を飲んでいるか、毎日チェックすることが重要です。
水道水でも器に入れっぱなしにせず、こまめに新しい水と取り替えて常に愛犬が新鮮な水を飲める環境を作っておきましょう。
水温10度以下のものは与えない
犬に与える水は常温がベストです。冷蔵庫などで冷やして10℃以下にするのはNG!
特に冬季の屋外飼育の犬や仔犬に冷たい水を与えると、カラダを崩す原因になります。
夏場は水が腐敗しやすくなっているので、常に新鮮な水を与えるようにこころがけましょう。
ミネラルウォーターは軟水を
水道水よりもミネラルウォーターの方がカラダにいいと思いがちですが、ミネラルウォーターに含まれるマグネシウムやカルシウムは,
大量に摂取すると結石等の病気を引き起こす原因にもなるので、硬水は避けましょう。
ミネラルが少ない軟水であれば摂取しても大丈夫です。
常温の水道水で時に問題なし!
犬に与える水は常温の水道水で全く問題なし!
塩素が気になるなら一度沸騰させたり浄水器を使うなどでカルキ抜きをしておくと◎
重要なのは水の鮮度です。水はこまめに取り変えて、いつでも新鮮な水が飲める状態にしてあげましょう。
1日に必要な水の量は?
一日に必要な水分量は犬種や体重によって異なります。
3㎏で250ml、10㎏で800ml、20㎏で1000ml、30㎏で1500mlが目安です。
水をあまり飲まない犬は、ウェットフードなどを与えて水分調整を行うようにしましょう。