犬の爪切りについてまとめました。
爪切りを嫌がる犬は多くて、自分ではできないのでトリミングの時や動物病院でお願いしちゃってますという声をよく聞きます。
室内で過ごしている小型犬などは、意外と早く伸びてしまったりします。そんなとき、お家で簡単に切れたら楽ですね。
でも自分で切るのはちょっと怖い・・・
爪切りが嫌いな犬でもあることをすれば克服できちゃうんです。
正しい爪切りの持ち方と切る時のコツも紹介しています。ぜひ自宅でのケアに生かして下さいね。
犬が爪切りを嫌がる原因
犬が爪切りを嫌がるのには、原因があります。
- 過去に痛い思いをした
- 道具が近付くのが怖い
- 飼い主の緊張が犬に伝わっている
3つの繰り返しで克服!
- 爪を触っては褒めるを繰り返す
- 爪切りを持つだけですぐに隠す
- 爪切りを爪に触れてすぐに隠しごほうび(まだ爪は切りません)
過去に痛い思いをした経験がトラウマになって、また痛くされるからイヤ!と暴れる子も多いです。
そんな犬は、爪さえ触らせてくれない事が多いです。
そんな時は、爪切りをしなきゃ!と気張らずに、【爪を触っては褒める】を繰り返しましょう。
爪を触らせてくれるようになったら、次は、爪切りを持つだけですぐに隠します。爪切りを隠したらご褒美をあげましょう。
これを何回も繰り返す事によって、犬は、【爪切り=ごほうび】と学習します。
次に、爪切りと爪の距離を少しずつ近づけていきます。まだ、爪は切りません。
爪切りが爪と触れても大丈夫になったら、ようやく爪を切る事が出来ますが、一度トラウマを持つと、そうそう簡単には切らせてはくれません。
やっと爪切りを爪に触らせてくれるようになったのに・・・と思ってしまいますが、大事なのは、飼い主さんがゆったりとしたおおらかな優しい気持ちでいることです。
切らせてくれなくても焦らない事です。何回も繰り返す事で、犬の気持ちも少しずつ落ち着いてきてくれます。
道具が近付くのが怖い犬の場合には
うちの愛犬は爪切りが近づくのが怖いケースです。とにかく物で何かをされるのが大嫌いなんです。
そんな犬の場合にも、上記のように触る事から始めます。
楽しく根気よく遊びながら遊びの一環としてやるといいですよ。
飼い主の緊張が犬に伝わっている
犬が嫌がると余計に飼い主さんは力が入ってしまい、その緊張が犬に伝わります。
ゆったりと何日もかけて慣らしてあげてください。焦りは禁物です^^
高い台の上で切る
高い台の上に乗せると、意外と大人しくなる子が多いです。
動物病院でも高い台の上に乗せて診察しますね。これは獣医師が見やすいということもありますが、高いところだと犬は比較的おとなしくなるということからでもあるんです。
切る方も切りやすいですし、台に乗せることが可能な犬はこの方法をおすすめします。
何をしてもダメな犬の場合
何をしてもどうしても切らせてくれない場合には、トリマーさんなどのプロの手を借りましょう。うちは、いつも行っている訓練所の訓練士さんにお願いをしました。
うちの場合は前歯でつまむように必死に防御、拒否するのですが、訓練士さんに怒られて撃沈したそうです(笑)
その後はおとなしく切らせたそうで、帰ってからは切らせた記憶を忘れないようにと、爪を触るしぐさをするようにしています。
暴れて痛い思いをさせてしまうと悪循環でいつまでたっても切らせてもらえませんし、飼い主さんのストレスにもなってしまいますので無理は禁物。プロの手を借りましょう。
犬の爪切りのおすすめはギロチンタイプ
ギロチンタイプの爪切りなら初心者でも簡単に楽に切ることができます。
ただし、深爪をして爪の中の欠陥を切らないように気をつけましょう。
よく確認しながら少しずつ切るのがコツです。
ギロチンタイプの持ち方
ギロチンタイプは、刃が上になった状態で持つのが基本です。
刃を下にすると、まっすぐ爪が切れずに失敗してしまうことがあるので注意が必要です。
また、爪に近づける時は、刃を閉じた状態で近づけましょう。こうすれば誤って深爪をする心配が少ないです。
犬の爪に近づけたら、爪の大きさを確認してから開くようにします。
正しい爪の切り方
愛犬が爪切りに慣れてきたらいよいよ爪を切ってみましょう。
決してあせらずにリラックスして切りましょう。ダメならまた明日ね!というくらいの気持ちで。
爪を固定する
爪切りの最中に犬が足を動かさないように、爪の根元と肉球を持ち、爪をしっかりと挟み込むようにして固定します。
爪をカットする
ギロチンを閉じた状態のまま爪に近づけます。
爪の大きさに合わせてギロチンの切り口を開いたら、血管を切らないように少しずつ爪をカットします。
やすりをかけて仕上げる
爪の根元を持って爪を固定し、やすりをかけます。やすりをかける時は、自分の手元のほうに引くメージでかけます。
爪の角を取らないように注意しましょう。
ギロチンタイプはコツをつかめば簡単!
犬用の爪切りには、ギロチンタイプとクリッパータイプがありますが、おすすめはギロチンタイプです。
力を入れなくてもきれいに切れるうえに、クリッパータイプのように爪を圧迫する心配がありません。
ただし、切れ味がいい分、注意も必要になります。ギロチンの刃を開けた状態で近づけると、犬が動いた瞬間に謝って深爪をしてしまう恐れがあります。
一度痛い思いをすると爪切りが苦手になってしまうことが多いので、刃を閉じたまま近づけ爪の大きさに合わせて少しずつ開いてカットするようにしましょう。
犬は爪が伸びる時、爪の中の血管も一緒に伸びていきます。爪が伸びれば、爪を切る時に血管まで切ってしまう可能性が高くなり当然切りにくくもなります。
フローリングを歩く時にも爪が当たる音がするようでは伸び過ぎの状態です。こまめにケアをしましょう。
白爪の場合
黒爪に比べて比較的切りやすいのが白爪です。
光にかざすと、爪の中にある欠陥部分が透けて見える場合が多いので、確認しながら少しずつ爪を切るといいです。
黒爪の場合
爪の中の欠陥部分がどこまで伸びているのか判断しにくいのが黒爪です。
見極めるのは難しいので、長く伸びた状態でも一度に切る長さは数ミリ程度と、少しずつカットするのがコツです。
犬の爪切り【まとめ】
爪切りが嫌いな犬にはあせらずに根気よく楽しみながら爪切りに慣らしていきましょう。
どうしても克服できない場合には無理をせずにプロの手を借りましょう。
伸びすぎると歩き方にも影響しますのでこまめにチェックしてケアしてあげてくださいね(*^^*)