犬の食事、何を与えたらいいの?
人と犬、ネコと犬で健康を維持するために必要な栄養バランスは異なります。
犬には「ドッグフード」と記載があるものを与えます。
いろんな食べ物を選んで食べられる私たち人間とは違い、同じフードを食べ続ける犬には、少しの栄養バランスの崩れも年齢を重ねると大きな問題となってきます。
必須栄養素が必要量入っている
総合栄養食を主食として与えましょう。
フードにはドライタイプ、ウェットタイプなど、さまざまな食感のものがありますので、好みや特徴などに合わせて選んであげるといいですよ。
また、おやつをあげるときは、
フードの必要量の10%~20%程度までにして、おやつをあげた分主食のフードを減らしましょう。
子犬の時のフードは何がいい?
子犬は乳歯が生え始める生後3~4か月くらいから離乳食を食べることができるようになります。6~8週くらいには、固形のフードが食べられるようになってきます。
体やそのしくみがつくられる大切な時期なので、エネルギーを特に必要とする時期です。
まだ胃が小さいので
消化がよく少量でもエネルギー源になってくれるフードがおすすめです。
離乳期に食べたものは、その後の食の好みに影響を与えることもあります。
この頃から色々な食感のフードを食べさせることで、体調が悪い時の柔らかいフードや、年を重ねてからフードを変える時など、スムーズにいきます。
どんな形状のフードでも食べてくれるように、色んな体験をさせておくといいですよ。
フードの保存の仕方
開封後のペットフードは直射日光の当たらない、温度変化の少ない場所で保存して、賞味期限内に使いきりましょう。
ただし、期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
ドライフードは水分が少ないため、微生物やカビなどが繁殖する心配は少ないですが、脂肪酸などの成分が酸化しやすいので、開封したらできるだけ空気にふれないようにしっかりと封をして、冷暗所で保存しましょう。
ここでやってしまいがちなのが、冷蔵庫に入れること。冷蔵庫に入れてしまうと、出したときの温度差から結露するおそれがあり、カビの原因になるので、
冷蔵庫には入れないでください。
ウェットフードは開封すると傷むのが早いので、1回で使いきれないときは冷蔵庫で保管をして、
2日~3日中に使いきりましょう。
年齢別フードに意味はある?
総合栄養食のフードには子犬用、成犬用などのライフステージや、犬種別で専用のフードなど色々な種類があります。
すべての年齢に対応している全成長段階用(オールステージ用)というものもあります。
成長期の子犬は少ないフードで多くのエネルギーがとれるものがよく、高齢期には、摂取エネルギーを控えるなど、ライフステージに応じた栄養厚生のフードを選ぶのが一般的です。
しかし、
必ずしもライフステージに合わせたフードにしなければいけないということではありません。
良質な材料を使い、犬が消化しにくい穀物類は入っていなく、
高たんぱくフードであれば、消化吸収もいいので子犬でもシニア犬でもあげることができるプレミアムフードもあります。
1日でも元気で長生きするためにも良質なドッグフードを選んであげたいですね。